用途別スペック目安

動画編集用パソコンのスペック目安

動画編集は、やりたいことのレベルで必要なPCが大きく変わる用途です。SNS向けの短い動画なら軽めのPCでも足りますが、テロップやエフェクトを凝った本格編集、そして4Kになると一気に重くなります。

書き出し(エンコード)の速さはCPU、編集中のプレビューの軽さはメモリとグラフィックボードが効きます。素材の保存には容量の速いストレージも大切です。

このページでは、作業レベル別に「最低限・推奨・余裕」の目安と、色や保存でつまずかないための注意点をまとめました。

作業レベル別の推奨スペック

やりたい作業のレベルによって必要なPCは変わります。近いものの「推奨」を目安にしてください。

作業レベルCPU例GPU例メモリデスク一式の概算
SNS短尺Core i5-13400GeForce RTX 305016GB約15.8万円診断で見る →
フルHD本格Ryzen 7 7700GeForce RTX 505032GB約22.5万円詳しく見る ↓
4KCore i7-14700Radeon RX 9070 XT64GB約37.3万円診断で見る →

この用途で効くパーツ

動画編集で特に効くパーツを、効く順に並べました。

  1. CPU
  2. メモリ
  3. グラフィックボード(GPU)
  4. ストレージ

書き出しはCPU、プレビューの軽さはメモリとGPU。

「フルHD本格」の必要スペック(最低限・推奨・余裕)

当サイトの診断エンジンによる目安です(デスクトップの場合)。パーツ例は「この線以上」の代表例です。

最低推奨余裕
CPU例Core i5-13400Ryzen 7 7700Core i7-14700
GPU例GeForce RTX 3050GeForce RTX 5050Radeon RX 9070 XT
メモリ16GB32GB64GB
ストレージSSD 1TBSSD 2TBSSD 2TB
推奨電源450W〜550W〜800W〜
一式の概算約15.8万円約22.5万円約37.3万円
体感の目安本格編集の入口ライン。重い処理は少し待ちます。待ち時間が大きく減って快適に編集できます。ほとんど待たされず、長く使っても余裕があります。

別の作業レベルの詳しい目安は、診断ページで選び直して確認できます。

買う前に気をつけること

メモリは後から増やせる機種だと安心です。空きスロットと最大容量を確認しましょう。

特にノートは、メモリが基板直付けで増設できない機種があります。

選んだ用途のうち、動画編集やAIなどは専用GPU(グラフィックボード)が必要です。型番付きのGPU(例:GeForce RTX)が入っているか確認しましょう。

こうした用途は、CPU内蔵のグラフィック機能では実用にならない、または極端に遅いことがあります。

メモリとSSDが高騰中です(2026年時点)。増設できる構成なら、最初は控えめにして後から足すのも手です。

AIサーバー需要と円安で価格が上がっています。ただしノートなど増設できない機種は、最初から必要な容量を積みましょう。

「水冷=高級で安心」とは限りません。クーラーはCPUの発熱に合わせて選びましょう。

ふつうの用途や中位までのCPUなら付属クーラーや良い空冷で十分です。簡易水冷はポンプ寿命や取り付け制約もあるので、長時間フルに回す高性能CPUのときに検討すれば十分です。

注意点の一覧と「そろえるものリスト」の全体は診断結果で確認できます。

ノートで考えるなら

本格的な編集は、PC内部の熱を逃がす力(排熱)と電源の容量に余裕があるデスクトップが快適です。持ち運ぶならノートも使えますが、CPUの型番末尾がH/HS以上で、冷却がしっかりした機種が前提です。

ノートの目安(「フルHD本格」の推奨ライン): CPU例 Core i7-13700HX/メモリ 32GB/完成品の価格帯 約18〜35万円。 詳しくはノートで診断 →

本体と一緒に考えたいもの

色域カバー率の高いモニター

色を正しく扱うなら、色の再現域が広いモニター(sRGB 100% 対応)を選びましょう。ふつうの画面だと、仕上がりの色が実際とズレて見えます。

外付けSSD(バックアップ用)

素材のバックアップ用に外付けSSDがあると安心です。作業中の故障に備えられます。

よくある質問

Q. SNS向けの短い動画と、YouTubeの本格編集では必要なPCは違いますか?

A. 違います。カットとテロップ中心の短い動画なら軽めのPCでも編集できますが、エフェクトを重ねる本格編集や長尺になると、CPUとメモリの余裕が効いてきます。このページの早見表で、作業レベル別に目安を比べてください。

Q. 4Kの動画編集はどれくらいのスペックが必要ですか?

A. 4KはフルHDの約4倍の情報量を扱うため、CPU・メモリ・グラフィックボードのすべてに余裕が必要になります。プレビューがカクつくと作業効率が大きく落ちるので、4Kを扱うなら「推奨」以上、できれば「余裕」の段を目安にしてください。

Q. グラフィックボード(GPU)は必要ですか?

A. 書き出しの速さは主にCPUで決まりますが、編集中のプレビューやエフェクト、一部の書き出しではGPUも効きます。本格的に編集するなら、独立したグラフィックボードがあると快適です。当サイトの診断では、作業レベルに応じた目安を表示します。

Q. メモリはどれくらい必要ですか?

A. 編集ソフトはメモリを多く使います。フルHDの本格編集なら16GB以上、4Kや複数の素材を同時に扱うなら32GBが目安です。メモリが足りないとプレビューが重くなったりソフトが落ちたりするので、削りすぎないのがコツです。

Q. ノートPCでも動画編集できますか?

A. できますが、長時間の書き出しは発熱で性能が落ちやすいため、CPUの型番末尾がH/HS以上で、冷却がしっかりしたモデルを選ぶのが前提です。腰を据えて編集するならデスクトップのほうが快適です。

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パーツ例・価格は PassMark 等の公開ベンチマークと実売価格帯を参考にした目安です(データ更新: 2026-07)。購入時は必ず販売サイトで最新の仕様・価格をご確認ください。