3D CG・CAD用パソコンのスペック目安
3Dモデリング・レンダリング・設計といった3D CGやCADは、PCの中でも重い用途です。特にグラフィックボードとそのVRAM(映像用メモリ)が、作業画面の滑らかさを大きく左右します。
さらにレンダリング(完成映像の生成)では、GPUに加えてCPUやメモリも総動員されます。だからこそ、バランスよく性能を確保することが大切です。
このページでは、モデリング中心の入門から本格的なレンダリングまで、必要なPCの目安と注意点をまとめました。
作業レベル別の推奨スペック
やりたい作業のレベルによって必要なPCは変わります。近いものの「推奨」を目安にしてください。
| 作業レベル | CPU例 | GPU例 | メモリ | デスク一式の概算 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 入門(モデリング) | Core i5-14400 | Radeon RX 9070 XT | 32GB | 約27.7万円 | 詳しく見る ↓ |
| 本格(レンダリング) | Core i7-14700 | GeForce RTX 5090 | 64GB | 約66.7万円 | 診断で見る → |
この用途で効くパーツ
3D CG・CADで特に効くパーツを、効く順に並べました。
- グラフィックボード(GPU)
- CPU
- メモリ
GPUとVRAM。ビューポート表示に効く。
「入門(モデリング)」の必要スペック(最低限・推奨・余裕)
当サイトの診断エンジンによる目安です(デスクトップの場合)。パーツ例は「この線以上」の代表例です。
| 最低 | 推奨 | 余裕 | |
|---|---|---|---|
| CPU例 | Core i5-13400 | Core i5-14400 | Ryzen 7 7700 |
| GPU例 | GeForce RTX 5050 | Radeon RX 9070 XT | GeForce RTX 5070 Ti |
| メモリ | 16GB | 32GB | 32GB |
| ストレージ | SSD 512GB | SSD 1TB | SSD 1TB |
| 推奨電源 | 550W〜 | 800W〜 | 850W〜 |
| 一式の概算 | 約16.3万円 | 約27.7万円 | 約30.8万円 |
| 体感の目安 | 3Dモデリングの入口ラインです。 | 快適にモデリングできます。 | 重めの制作でも余裕です。 |
別の作業レベルの詳しい目安は、診断ページで選び直して確認できます。
買う前に気をつけること
メモリは後から増やせる機種だと安心です。空きスロットと最大容量を確認しましょう。
特にノートは、メモリが基板直付けで増設できない機種があります。
選んだ用途のうち、動画編集やAIなどは専用GPU(グラフィックボード)が必要です。型番付きのGPU(例:GeForce RTX)が入っているか確認しましょう。
こうした用途は、CPU内蔵のグラフィック機能では実用にならない、または極端に遅いことがあります。
メモリとSSDが高騰中です(2026年時点)。増設できる構成なら、最初は控えめにして後から足すのも手です。
AIサーバー需要と円安で価格が上がっています。ただしノートなど増設できない機種は、最初から必要な容量を積みましょう。
3Dでは型番より先に、VRAM(映像用メモリ)の容量を確認しましょう。重いシーンや高解像度テクスチャでは、VRAMが足りないと表示や書き出しが不安定になります。
同じ型番でも8GB版と16GB版があり、別物です。3DはシーンやテクスチャをVRAMに載せるため、容量が効きます。
注意点の一覧と「そろえるものリスト」の全体は診断結果で確認できます。
ノートで考えるなら
ノートでもデスクでも可。重い作業を続けるならデスクが有利です。
ノートの目安(「入門(モデリング)」の推奨ライン): CPU例 Core i9-13900H/メモリ 32GB/完成品の価格帯 約18〜35万円。 詳しくはノートで診断 →
よくある質問
Q. 3D CGに必要なのはどのパーツですか?
A. 第一にグラフィックボードとVRAMです。3Dの作業画面(ビューポート)を滑らかに動かすのにGPUが効きます。加えてレンダリングではCPUやメモリも重要になるので、全体をバランスよく整えるのが理想です。
Q. VRAMはどれくらい必要ですか?
A. 扱うモデルやシーンの大きさによります。複雑で大きなデータほど多くのVRAMが必要で、足りないと表示が重くなったり作業できなくなったりします。本格的に扱うなら、VRAMに余裕のあるグラフィックボードを選んでください。
Q. CAD(設計)でも同じスペックでいいですか?
A. 基本的な考え方は同じで、グラフィックボードが効きます。ただし業務用CADでは、認証(動作保証)されたプロ向けGPUが求められる場合があります。使うソフトの推奨環境を確認してください。
Q. レンダリングを速くするには何が効きますか?
A. レンダリングの方式によりますが、GPUを使う方式ならグラフィックボードとVRAM、CPUを使う方式ならCPUのコア数が効きます。どちらにも余裕を持たせると、待ち時間を短くできます。
他の用途のスペック目安を見る → ・ パーツの選び方ガイド → ・ この用途のBTOパソコンを比較マップで見る →
パーツ例・価格は PassMark 等の公開ベンチマークと実売価格帯を参考にした目安です(データ更新: 2026-07)。購入時は必ず販売サイトで最新の仕様・価格をご確認ください。